2026.03.02
フランスの名窯〈GIEN〉の新シリーズを訪ねて
パリ・サンジェルマンの石畳の通りに広がる、濃紺の外壁。
昨年一新されたブランドカラーの青色は、以前よりも落ち着きと奥行きを増し、名窯の歴史を静かに物語っています。
この日は新シリーズのお披露目にお招きいただき、パリ市内のショップを訪れました。
時を重ねた佇まい

バロック調の食器が並ぶ、凛としたショーウィンドー。
長い時を重ねた気配が、さりげなく息づいていました
<新シリーズ>ブルーに生まれ変わったオワゾパラディ -PARADIS BLEU-

定番「オワゾパラディ」シリーズが、ブルー一色で登場。
古い青写真のような、どこか懐かしい表情。

トーン違いのブルーや差し色のオレンジとも美しく調和し、単色ならではの楽しさが引き立ちます。
素朴さの中に品をたたえた、大人のための新作でした。
<新シリーズ>東洋の趣を映す -ROUEN OR-

どこか東洋を思わせる空気をまとった印象的なシリーズ。
繊細な金彩が光を受けるたび、やわらかく輝いていました。

華やかでありながら、軽やかすぎない存在感のあるデザイン。
テーブルに置くだけで、空間に深みが生まれる。
装飾の美しさをしっかりと楽しめるシリーズでした。
暮らしを彩る優美な曲線 トスカーナ -Toscana-

店内では、トスカーナとポントシュー、フィレを組み合わせたセッティングも。
トスカーナは、Farbeで取り扱いを始めたばかりのシリーズです。
>Toscana(トスカーナ)とは

リズム感のある曲線と、軽やかでロマンチックな佇まい。
日常の食卓に取り入れるだけで、気持ちまでふわりと華やぐ、そんな魅力を感じました。
サンジェルマンで感じた、これからのGIEN

二世紀を超えて受け継がれてきた技術と感性。
そして、新作のたびに新たなときめきを届けてくれる存在。

伝統を守りながら、今も少しずつ表情を変えていく。
その現在地を、サンジェルマンの店舗で感じることができました。
●Faïencerie de Gien
13 Rue Jacob, 75006 Paris, フランス