GIEN/ ジアンの歴史を物語る＜バックスタンプ＞。
時代によって移り変わるバックスタンプを紹介しながら、ブランドの歩みを振り返ります。
最も古いバックスタンプにはGIEN/ ジアンの創業者Thomas Hall/ トーマス・ホールの名前が刻まれています。
当初は凹印でシンプルな文字のみが施されていました。
1821 年の創業から1850 年頃までは、文字と装飾的な縁取りを組み合わせた丸型のスタンプが多く見受けられます。
産業革命によって発展を遂げたフランスでは、陶器の生産量も増え黄金時代を迎えます。
GIEN/ ジアンは技術・芸術ともに国内外で高く評価され、万国博覧会で金賞を受賞する名誉に輝きました。
1850 年~1950 年頃のバックスタンプは城のモチーフが登場し、当時の栄華や国際的な広がりを感じさせます。
20 世紀前半、ヨーロッパを含む世界は大きな社会・経済・政治の変化を迎えました。
ジアンもその影響を受け、価格競争の波に直面します。
それでも1950 年~2000 年頃の不安定な情勢の中でGIEN/ ジアンは、さまざまなブランドとコラボレーションを通して豊かな表現を追求し続けました。
ジアンを最近知った方には、現在使われているバックスタンプが馴染み深いかもしれません。
2014 年に新たなスタートを切ったGIEN/ ジアンは、伝統を大切にしながらも常に新しい表現に挑戦しています。
シリーズごとに異なるバックスタンプにも、その世界観へのこだわりが表れています。
1821 年にフランス南部の町ジアンで創業して以来、数々のコレクションを生み出してきたGIEN ／ジアン。
製造された年代を知ることで、器への愛着はさらに深まります。
ぜひ、お手元のジアン製品がいつ作られたものなのか、バックスタンプを手がかりに探してみてください。
